空気を読んでも従わない

「空気読んで」って言葉がキライ。

 

「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる (岩波ジュニア新書)

今日の読書本はこれ。

表紙がセンスあって好き。

何年か前に実家近くの図書館で読んだ本で、Amazon unlimited対象になってたので再読!

岩波ジュニアから出してるいわゆるティーンエイジャー向けの新書だから読みやすい。

 

 

日本人と欧米人の社会の捉え方の違いをもとに日本の「世間」がどれだけ重要視されてるかを説く。

日本人は身内(世間)に優しいけど見ず知らずの自分に関係ない人(社会)にはどう思われても良いと思っている。

その考え方の違いは昔日本が村社会だった時、世間の中でなければ生きていけなかった時代の名残だと書いてた。

 

私はどちらかというと考えが欧米に近いんだよねえ。身内と社会をあまり分けてない。私の会社の上司は自分の家族(身内)以外どうでもいいーって言ってたの聞いたことあるけどその辺の感覚がよくわからない。思春期にありがちな仲良しグループも当時から私はよくわからなくて、別に分かれなくてもみんな仲良くすればいいのに何でグループで分けたがるんだろと思ってた。

 

この本を読むことで、なんとなく私の生きづらさの意味がわかった気がする。

もし前世とかがあるんだったら私は間違いなく日本人ではないだろうな〜。

 

まあ、この「あいまいさ」や「うちを大切にする文化」が日本の良さを築き上げてるのだろうけどね〜。

 

この「世間様」に殺されてる人もたくさんいるわけだから、これからの時代は空気に流されるんじゃなく、空気を利用してちゃんと自分で勉強して、正しく自分の意見を主張できる訓練をしていくべきだと思うな。

 

一人一人意見も意見も違うことは当たり前だしそれを受け入れられる社会作りが必要だよね。。

 

そして世間の中で自分を見失わないようにするためには、学校や会社だけでなく趣味の集まりやボランティア活動といった「逃げ場」を作っておくことも大事だと書いていてこれには大賛成。

もし学校や会社で不遇な扱いを受けてたとしても他に居場所があれば、それは「一つの見方」に過ぎないと理解できるから。