世界でいちばん自分を愛して
今日はこの本紹介します。
「世界でいちばん自分を愛して」
人生には反省も苦労も自責も必要ない、ただ自分を愛するだけ。
今でこそ頑張りすぎない生き方が推奨されてるけど当時としては画期的な本だったのでは。
この本の中で一番心に残った箇所が「コーヒーカップ理論」だなあ。その一部をご紹介。
あなたにとって彼はいちばん大事な人。彼の一挙手一投足が気になり少しでもいい雰囲気を作ろうと一生懸命です
私じゃん!!
しばらくすると、会話がなぜか弾まなくなりました。
何が気に障ったのかしら、何かわたしがまずいこと言ってしまったのかしら、と原因を探しはじめます。
もう一度、相手の関心をこちらに戻したくて、必死。
すると相手のコーヒーカップが空だということに気付きました。
あなたは、 「コーヒーを継ぎ足したら、相手の機嫌がなおるかも」 と考え、
お店の人にお願いして淹れたてのコーヒーをポットにいれてもらいました。
でも彼にコーヒーを継ぎ足しても反応はなし。コーヒーを注いでるあなたの優しさに気づきません。
私と彼じゃん!!
あなたは虚しくなりました。私をもっと見て、私に愛を注いで…
そのうちにあなたは疲れ果ててしまいます。
「冗談じゃない、こんなに愛しているのに。なぜ私に愛を返してくれないの。疲れ切ったあなたは愛の代わりに不満が満ちてきていきなりすべてを放り投げてしまうのです。」
いやだから私!!!
とにかくこの本、身に覚えのあること書かれすぎてるのよね…。私も身を犠牲にして相手の顔色ばかり窺ってきたから…そしてそんなことも気づかれずむしろ無碍にされ他の人の元に去ってしまう…
そのパターン一体何度繰り返してきた!?
そんで、その後にどうすれば良いのか書いているのがいい。
やめましょう、彼のコーヒーカップにコーヒーを注ぐのは。その分を自分のコーヒーカップに注いで自分を大切に思い、丁寧に扱い、自分に沢山の愛情を注ぐこと。
自分のコーヒーカップにコーヒーを注ぐと気分いいわよ。
そして自分に溢れんばかりの愛情を注ぐと不思議なことに相手も愛で満たされて行くという。
まあ確かに人を見てても自分を後回しにして人の顔色ばかり窺ってる人より、毎日楽しそうに生きてる人のが尊重されて好かれてるような気がするね。
「好きになって欲しい」という思いって相手にとって重いんだろうな。だからこそ、自分の願望を相手に求めるのではなく、自ら輝くことでわざわざ請わなくても相手からホイホイ心を開いてくれるようになる。
まさに北風と太陽理論。
難しいこと考えなくていいから自分が楽しいことや興味のあることに目を向け、好きな彼のことは二の次に考えた方がうまく行くというお話でした。